住宅あんしん保証説明

この「あんしん住宅瑕疵保険 概要説明書」は、あんしん住宅瑕疵保険の主契約の内容をご理解いただくために、新築住宅を取得される皆様(住宅取得者)に関わる特に重要な事項をわかりやすく説明したものですので、必ずお読みいただきますようお願いいたします。


保険のしくみ
この保険は、新築住宅の瑕疵担保責任を履行するための資力確保措置の一つとして、住宅事業者が加入する保険です。万が一、住宅事業者の倒産等の場合など相当の期間を経過してもなお瑕疵担保責任を履行しない場合には、住宅取得者に直接保険金が支払われます。(直接請求)

保険の対象となる基本構造部分
柱、基礎等の構造耐力上主要な部分と外壁、屋根等の雨水の浸入を防止する部分の瑕疵に対して保険金が支払われます。

保険金をお支払いする主な場合
保険金をお支払いする主な場合は次のとおりです。
  1. 保険対象住宅の基本構造部分の瑕疵に起因して、保険対象住宅が基本構造部分の基本的な耐力性能または防水性能を満たさない場合の事故により、住宅事業者が住宅取得者に対し瑕疵担保責任を負担することによって被る損害について保険金をお支払いします。
  2. 保険対象住宅に事故が発生した場合において、住宅事業者が倒産等の場合など相当の期間を経過してもなお瑕疵担保責任を履行しない場合は、住宅あんしん保証は、普通保険約款に基づき、住宅事業者が瑕疵担保責任を負担すべきであった損害の範囲内で、住宅取得者に対して直接保険金をお支払いします。

保険期間(保険のご契約期間)
保険責任は、原則として住宅の引渡日に始まります。保険期間は、原則として10年間となります。
※分譲マンション等区分所有される共同住宅の場合は、各々の住戸が引き渡された日に始まり、建設工事の完了の日から起算して11年を経過した日に終わります。ただし、義務化保険契約の場合は、売買契約の締結が建設工事の完了の日から1年以内になされ、引渡しが1年を経過して行われた住戸については、引渡しの日から10年間となります。

お支払いする主な保険金
主契約においてお支払いする主な保険金は次のとおりです。
詳細は住宅あんしん保証までお問い合わせください。
  1. 修補費用・損害賠償保険金
    瑕疵を修補するために必要な材料費、労務費、その他の直接 修補に要する費用
  2. 事故調査費用保険金
    修補が必要な範囲、方法、金額を確定するための調査費用
  3. 仮住まい費用保険金
    住宅の修補期間中に転居を余儀なくされた場合の宿泊、住居賃借または転居費用
なお、上記の他に求償権保全費用保険金があります。
※住宅事業者に保険金をお支払いする場合は、上記のほかに「争 訟費用保険金」についてもお支払いの対象となります。

支払限度額および免責金額
1.支払限度額
1住戸につき、保険期間を通じてお支払いする保険金は、お支払いするすべての保険金を合算して次の額を限度とします。

※オプションプランの場合は、3,000万円、4,000万円、5,000万円のうち選択された金額となります。
(注)ただし、オプションプランの場合であっても、故意・重過失損害についての支払限度額は、2,000万円となります。

2.免責金額
この保険では、住宅の区分に応じて以下のとおり、1事故あたりの免責金額を設定しています。
  • 戸建住宅:1住戸あたり10万円
  • 共同住宅:1住棟あたり10万円
※免責金額は住宅事業者が負担しますが、住宅取得者が直接請求を行う場合には住宅取得者の自己負担となります。
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